Globle Coffee Time
東京のグローバルコーヒータイムサービス
Year 2025
Scope UI/UX, Brand, Graphic
Overview
グローバルコーヒータイムは、外国人が日本での生活により適応できるよう支援するアプリです。2025年、東京の在留外国人数は60万人に達しており、前年比10%の増加となっています。この数は年々増加傾向にあります。日本に来たばかりの外国人は、たとえ日本語を学んでいても、社会に溶け込めず孤独を感じるケースが少なくありません。
グローバルコーヒータイムは、コーヒータイムを通じて、東京在住の外国人と日本人、あるいは外国人同士の交流を促進するものです。研究によれば、週に3回程度他者と会話することで幸福感が大きく向上することがわかっています。そのため、本アプリでは利用回数に応じてキャラクターが成長する報酬システムを導入しています。グローバルコーヒータイムは、東京の多文化共生という社会課題の解決を目指す試みでもあります。
Desk Reasearch
まず、ネット上で行った調査によりますと、
東京における外国籍の居住人口はここ数年で年々増加しております。
一方で、外国語の学習を始める日本人の数も同様に、近年増加傾向にあることが分かりました。
Users Reasearch
大学において、留学生および日本人学生へのヒアリングを実施いたしました。
その結果、留学生の方々が日本社会に初めて参入される際に直面される悩みや、
語学学習に取り組む日本人学生が抱えていらっしゃる課題について、貴重なご意見を伺うことができました。
Project Goal
課題の現状を分析し、プロジェクトのゴールを明確にしました。
課題に基づいて生まれたアイデアが「カフェの時間で紡ぐ、東京の国際交流」となります。
最後、このアイデアをもとに設計を行いました。
Competitive Brand Analysis
既存の市場にある国際交流アプリを分析し、各アプリの特徴や位置付けを明確しました。
現在の国際交流アプリは、英語を中心としたものが主流ですが、
本プロダクトの位置付けは「東京地域に特化した、日本語メインの交流プラットフォーム」となります。
英語、中国語、韓国語などもサポートしつつ、東京の多文化共生の現状に基づいて設計されたサービスとなります。
Journey Map
ターゲットユーザーを設定し、
プロダクトを利用する各段階で発生する課題
やユーザーの気持ちを想定したジャーニーマップを作成しました。
Visual Identity
コーヒーとコミュニケーションをインスピレーションの要素として取り入れ、
親しみやすいキャラクターをデザインし、ロゴとして使いました。
挨拶をするイメージで表現することで、よりフレンドリーなブランドイメージを構築しました。
App
Home Page
ホームページにはメインビジュアルとしてイラストを使用し、
キャッチコピーを掲載しております。
キャッチコピーの下部には「探してもらう」ボタンを設置しました。
Talk Page
マッチングした相手と行きたいカフェを一緒に表示する画面を設計しました。
これにより、スムーズなコミュニケーションとコーヒータイムを体験していただけます。
Character Page
アプリで体験したコーヒータイムを記録できる機能を設計いたしました。
この機能により、ユーザーがより積極的にコーヒータイム体験を楽しんでいただけるよう促します。
週に3回程度の交流を目安とすることで、より健全なメンタルヘルスの維持にもつながる仕組みとなってなります。
ブランドキャラクターが利用回数に応じて成長·変化する要素を取り入れ、ユーザーの体験をより豊かなものにしています。